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マトリックスを活用して頭の中を一元化する [高次脳_役立つ考え方]

「マトリックス」って聞いたことありますか?参考までに三省堂web辞書で調べてみました。

「同名映画によって有名になったマトリックス(matrix)の語は、もともとは「母体・基盤・何かを生み出すもの」のことを、一般には「数学の行列」のことを表します。ちなみに行列とは、高校数学で習う行列のことで「長方形状かつ格子状に複数の数字を並べ、全体を括弧でくくったもの」をさします。一般にカタカナ語のマトリックスが使用される場合、ほとんどがこの「行列」をイメージして用いられているようです。マトリクスと表記する場合もあります」

うーん、読んでも解りづらいので、僕個人の見識を説明します。
マトリックスとは自身の仕事の業界用語として、「複数要素を要約しカテゴライズして一覧表記すること」という意味を持っています。
僕の場合、前頭葉障害によりワーキングメモリーが落ちているため、健常時あたりまえにできていた「情報の一元化マップ」が脳内で構築することがとても難しくなりました。極端なことを言うと、読書でもページをめくると前のページに何が書いてあったかを覚えられなかったり、早口でだーっと説明を受けても情報を短期的に頭の中で取って整理化することが難しくなっています。
その対策として就労上かなり貢献してくれたのが、この「マトリックスで情報を一元化マップ整理する」という考え方でした。一覧で情報をマップ化して見ると、情報インプットがしやすいのです。
健康な時はこんなことあまり意識してなかったんですが、脳が勝手に頭の中でやってくれていたんでしょうね。それができないようになって、いかに脳機能って人間にとって上手く出来ていたんだなって いうのが改めて実感できます。
参考までにマトリックスのサンプル画像。
matrix.jpg

このブログのコンテンツのマトリックスです。
実はこのブログ記事も、マトリックスに落とした一覧表示で見直しながら、新しい記事を下書きしてUPしてます。
こうしないと文章がうまく組み立てられないのです。逆にこれをやるようになってからは、脳に負担がかかりにくく文章を構築することができるようになってきました。
ちなみに僕はエクセルでマトリックスを作っていますが、何もエクセルである必要はありません。手書きのノートでも多用してます。特にノートは後日掲載しますが、「方眼ノート」を多用してます。
なぜならマトリックスが書きやすいから。

こうしたちょっとしたことでも脳への負担を減らすことができ、エコになった分その他の活動に脳力を回せます。
「マトリックス」、すこしでも脳への負担を減らし残された機能を上手く操るための大切な手法です。
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