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ノイズに弱いよ~カナル型イヤホンを使う~ [高次脳_就労支援ツール]

ノイズに弱い高次脳機能障害。
ノイズは5感の全てから入ってくる、目的の遂行に必要としない情報がノイズになると考えてます。何か物事を考えているときに、「ちょっといい?」と突然声をかけられたり、目の前を誰かが横切ったり、ランチのにおいがしたり、キーボードの振動が伝わってきたり、電車の中で赤ちゃんが泣いていたり等。健康な時は、そんなちょっとのことは上手く脳がスルーしている感じだったんだけど、障害を得てからスルーすることができなくなってしまいました。多分、無意識に情報の選別をしていた機能が落ちたんだと思います。これはスルーとかこれはスルーしないとかの瞬時の選別力というやつでしょうか。僕の脳には仕分人がいなくなってしまったんでしょうね。ノイズは脳へのストレスとなり、それを減らすためには入ってくるノイズを少なくするのが得策だと考えました。一時期、気合いで脳を慣れさせようとも思ったのですがそこは障害。簡単にはなれることはできなさそうだったので、入ってくる音に対してはカナル型イヤホンで対応してます。
カナル型イヤホン.jpg
遮音性が高いこのカナル型イヤホンを使うようになったのは受傷後から。今までは普通のイヤホンを使っていたのですが、これはかなり効果がありましたね。特に電車の中やオフィスでは、常にはめている状況です。仕事に関しては、復職にあたってイヤホンでノイズを遮断することが効果的であることを事前に伝えており、今でもそうさせてもらっています。職業上、全ての方がイヤホンをしながら仕事をできるわけではないと思いますが、もし可能ならおすすめします。色はあえてメタリックブルー。周囲から見てはめているというのをアピールできるように派手目系を選択。はめてるときは集中してる時っていう意思表示の意味合いも強いですね。当然ながら音楽も聴いていて、その時の仕事の状況に合わせて音楽も変えてます。とにかく使えるものは上手く活用して、傷ついた脳を上手くコントロールしながら就業している感ありです。脳損傷者が脳を制御できるようになるとだいぶ生活がスムーズになると感じてます。単純にノイズ遮断だけでなく、脳をアクティブに制御することを意識しながら使うと、またサポートツールの意義もおおきくなると思います。
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