5月まとめ。 [ラップアップ]
なんだか暑い日が続きますね。
ゴールデンウィーク明け後、なんかバタバタしており、本当に1週間が長く感じる日々が続いておりました。
連休明けって、本当にきついね。
ここから7月の海の日まで祝日が無いので、心して挑まなくては。
おまけに梅雨の時期にもなるからね。
体調管理には万全を期していきたいところです。
そんなわけで、今月の記憶創りを。
■衣替えをしました。
これだけ暑い日が続いたからね。
昨年しまった洋服が、どこに片付けてあるか分からなく苦戦しましたが、なんとか探し当てて無事に終了しました。
やっぱり、きっちりと決めた場所に片付けるのは重要。
同じ高次の方々でも、きっちりやる方とそうでない方と2つに分かれるんですが、僕は性格上、片付ける場所を固定するように意識してます。
そうしないと見つかんない時にパニくっちゃうからね。
■息子が、野球でヘッドスライディングを決めました。
出塁後、3塁回ってオーバーランしすぎてキャッチャーと3塁主に挟まれたんですが、間をぬってヘッドスライディングを決めました。その反動で、ユニフォームの胸の部分が破けてしまいましたが、それだけ迫力のあるプレーを魅せてくれました。
あっぱれ。
■受傷後、初コンサートに行ってきました。
妻がチケットを取ってくれて受傷後初コンサートに。
いきものがかり、ゴスペラーズ、ナオト・インティライミ、ウカスカジー(ミスチル桜井さん)、岸谷香(プリプリ)、ファンキー加藤、ゆず、と錚々たる出演者。
ただ、ちょっと頭がフリーズ。
イヤホンで音楽聴いている分には問題ないんだけど、いざコンサート会場でにぎやかかつ艶やかな中で音楽を聴こうとすると、音だけでなく色々な情報が入ってくるので、上手く情報が処理ができないみたいです。。。注意欠陥障害ですね。
でも、生ゆずや生いきものがかりは、本当に圧巻でした。
ちなみに来場者5万人。すごいね。
■先月の話ですが、43歳になりました。
受傷したのが37歳。
丸六年。
ちょっと遅れて、妻の了承も得て自分への誕生日プレゼントを買ってしまいました。
お気に入りのスニーカー。
履きやすいんだよね。
そのスニーカーを試着し、ちょっと犬の散歩に。
近くのお寺の檀家向けの掲示板にこんなのが張ってありました。
なんだか障害の有無にかかわらず、こころに響く言葉。
最近、自身の社会復帰の経験が積み重なってきたり、いろんな方々とお会いしたり、お話しを伺ったりと、おもに軽~中等度の方々の社会復帰について、なんとなく知見がたまってきました。
みなさん大変苦戦されている分、色々と工夫されているところもあります。
こういうのを共有することで、参考になることも多々あるかと。
就業のことが絡むとなかなかオープンにお話しできないのですが、クローズドな場であればそれなりに情報共有もできます。
というか、各個人のネットワークでしているというのが現状。
これを、なにか公的なものにできないのかなと心底思います。
得たものは共有することによって、今苦戦している方々や、これから先の当事者や医療・福祉、そして世の中のためにも、プラスになるはず。
復職体験者特集セミナーとか。
当事者サミットとか。
僕が受傷した時には、世の中にあまり情報が無く、復職されて頑張っている方の姿が見えませんでした。でも最近、色々とネットワークが広がってきて、苦戦はしているものの頑張って働いている方々もいることが見えてきました。
そんな方々の姿は、きっと今苦戦されている方々にとって参考になると思います。
復職のグラウンドデザインやビジョンを提示することが、いかに当事者にとって重要なことか。
もちろん重症度や経歴によって異なるし、過剰な期待を持たせるのはまずいけど、最初から100%諦める必要もないというのも伝えたい、そう感じるここ最近の動向でした。
つながりとしあわせ。 [高次脳_ふと感じたこと]
ゴールデンウィーク終わっちゃいましたね。。。
みなさんいかが過ごされましたか?
僕は、有給を使えば夢の11連休もありえたんですが、1日だけお休みをいただいて後はカレンダー通りでした。
特に旅行に行ったとか遠出をしたとかもなく、普通にまったりと。
時間があれば何かするだろうとも思っていましたが、予定が無いとごろごろしちゃいます。
これが障害特有の自発性低下なのか、普通のおじさまでもあり得ることなのか、区別はつきませんが。。。
そんな中、高次に関する機会があったので書きますね。
GW中、日々コウジ中の柴本さん(知ってますよね?)と親交のある方々とで集まる機会があったので、参加させていただきました。
基本は家族会なのですが、今回は当事者の方も参加。
我が家も夫婦で。
その中で、夫婦で参加されていたKさん(旦那さん当事者)は、私と同い年で子供も同じ小6野球少年。
受傷時期や発症原因は違うのですが、社会復帰で相当な苦戦を強いられているところはお互い共通。病前バリバリサラリーマンだったとこも。
初めて会うのに結構話しこんでしまって、気づいたらあっという間に5時間くらいたってました。お互い落ち着いたらバーベキューやりましょうね。
あと情報を色々お持ちでとても洞察力が高い当事者のNさん、的確な助言をいつもありがとうございます。
そしてグループリハで一緒だったEさんの奥さん。Eさん本人は療養中で来れませんでしたが、教えていただいた新宿の鶏ガラとんこつラーメン屋、いつか行きましょう。行っても奥さんには内緒にしておきますから。。。
今回、新たな発見がありました。
当事者のパートナーや家族も同席していると、以外に話がスムーズに進み、有意義に話せることが大いにわかりました。当事者だけだと、上手くコミュニケーションが取れないこともあるからね。おまけに翌日話した内容を、「昨日こういう話したよね」と振り返って、記憶のインプットミスや自身の認識ギャップの修正ができます。
皆さんとお話しできる機会を頂き、改めて御礼申し上げます。
そして数日後、同じ高次の当事者4人で飲んでいたりもしてます。
これはこれでお酒の力も借りてがっつりと。
たまには、お互い生存確認をしながら鼓舞しあわないと、僕ら生きていけません。
こういうのも、僕にとっては丸必です。
受傷後、もうちょっとで丸6年。
最近とても感じることがあります。
「つながり」がとても重要なのではないかと。
医療〜社会保障、当事者〜支援者・周囲のネットワーク、就業環境〜社会認識の改善などなどなど、高次脳機能障害を取り巻く環境には、未だ課題満載かつ複雑に絡み合っていて、当事者を苦しめています。
そんな中、お互いの知恵や工夫を共有したり、たまには鼓舞したり励まし合ったりと、当事者・支援者同士できることはまだまだ多く、「つながり」を厚くすることが重要なんだなと、改めて切に感じたゴールデンウィークでした。
ところでみなさん、中島みゆきさんの「糸」という歌を知っていますか?
ミスチルの桜井さんもカバーしているこの曲。
僕は受傷後にこの曲を知ったのですが、とても好きだったりします。
美しい日本語の歌詞ですね。
歌の最後に、「仕合せ」という言葉がでてきます。
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
とあるブログから、歌詞の真意を引用させていただきました。
“「仕合わせ」とは国語の辞書によりますと、「運命の巡り合わせ」という意味なのだそうです。そしていわゆる「幸せ」という言葉とは基本的に意味が異なりますが、みゆきさんはこの2つの言葉を上手に「繋い」でこの「糸」という曲をお書きになったのだと、その深い歌詞の意味を感じ取りました。みなさんは「仕合わせ」と呼べる「幸せ」に巡り逢ったことはございますか?・・・”
僕にとって、今の当事者・支援者・医療者との「つながり」は、縦の糸、横の糸のようなもの。
そして織りなす布は いつか誰かの傷をかばい、
「しあわせ」となるのでしょう。
気になる方は、ぜひ検索してみてくださいね。