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49名の夢 ~未来の医療の担い手のコミットメント~ [大学講義]

11月吉日、とある医療系名門大学の作業療法学専攻の大学3年生に、高次脳機能障害の社会復帰について、180分間講義をしてきました。

過去にも2回ほど登壇したのですが、今年はコロナでマスクをしての登壇。

3時間、途中で酸欠になりそうでしたが、無事に終えることができました。


講義の前半は、受傷~社会復帰~社会共生についての話。

・受傷~社会復帰の経緯・復帰して起きた事

・苦戦したこと・工夫したこと

・未来に向けて

特に一旦リハを終え社会に戻った時の様子については、今まで以上にリアルにお話しさせていただきました。

また、期半ばから孤軍奮闘する方針を改め、周囲の協力も得ながら障がいを軽減し、社会復帰に取り組んできたことで就労が長期に継続していることもお伝えしました。

そして最後に、私がリハさんから頂いた言葉を、皆さんにお渡しさせて頂きました。

ぜひ、未来の患者さんにも伝えてくださいね。


講義の後半は、認知機能の体験ワークセッションと&個人ビジョンの発表。

買い物におけるワーキングメモリーの代替補助による高次脳機能の体験をしていただき、最後にこれから医療の現場に出て「自分はどうありたいか?」というのを、ボードに書いてもらい発表してもらいました。

このボードは、5年後や10年後に自分で振り返ってくれてもいいし、同窓会の時などに見て楽しんでくれてもいいし、何よりも当事者や支援者からすると未来の医療の担い手たちの意気込みや志を聞くのは嬉しい限りです。

医師以上にかかわりが深いリハさんと、ここまで二人三脚で取り戻したことに感謝しつつ、100%病気や障害を治せるものではないが「障害は残ったけど、やれることはやったよね」とお互い言い切れる医療が大切であることを、伝えさせていただきました。

学生の皆さん、お疲れさまでした。そして素晴らしい感想文もいただき、ありがとうございます。私も力をもらいました。頑張ります!!!

受傷12年が過ぎましたが、自分でいうのも恐縮ですが、今回、当事者の私から、リハの卵の皆さんに、良い医療のリレーができたと感じてます。

以下、49名の学生のビジョンを掲載します!(順不同。許諾済み)




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