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2013年6月ラップアップ [ラップアップ]

先月のラップアップをしていないんですが、飛ばして今月のを書きます。

 

■ノートパソコンを新調しました。
⇒自宅のノートパソコンが貧弱だったので、新しいのを新調。
それに伴い、受傷後たぶん初、ヤフーオークションに出品をしました。
無事に落札されて取引もできたので一安心。
ひとつスキルが増えました。


■娘と料理を作りました。
⇒前述の記事の通り。
その後、まだ料理は自分の中で習慣化されていません。。。
今後の課題か。


■次女のスポーツデイがあったこと。
⇒幼稚園生の次女が元気な姿を見せてくれました。
とある体育会系の幼児園なものだから、飛んだり跳ねたり。
女の子ながら、たくましい姿を見せてくれました。


■結構、気持ちのふり幅があったこと。
⇒受傷後5年たつというのに、いまだ浮き沈みがあります。
でも、以前よりかは減ってきているし、ふり幅も小さくなってきている。
こうやって、だんだん向上していくんだろうね。


■大学で講義してきたこと。
⇒前述の記事通り。
今年で2回目。
受傷してなかったら、自分が大学の講義に立つなんて絶対にありえなかったことだと思う。
これも我が運命と感じます。


■月末に風邪をひいたこと。
⇒受傷後、どうしても虚弱体質気味に。
これだけの大病だから致し方なしか。
久々に、大型の風邪をひいて会社を休みました。
いや、きつかったね。


ということで、いまも若干咳をしながら書いてます。
以上、簡単ラップアップ。


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魅惑のカレー作り。 [日常のこと]

先日、同じ患者さん仲間とリハ先生と、ちょっとした小料理屋で飲んでいたら、家での料理の話になりました。 

その方はパートナーが働いていて、自分は就職活動中。 

なので、料理と掃除は自分が担当とのこと。


 

すごいね、僕なんかぜんぜんやってない。 

共働きなので、本当はシェアしなくてはいけないんだけどね。

そもそも料理はあまりしていなかったということもあるんですが、症状の強弱はあるものの、自発性の低下もあるし、遂行機能障害もあるし、カチャカチャ音が苦手な注意欠陥障害もあるので、さらに輪をかけたように苦手意識が。。。


医学用語使うと、なんだか難しい説明になりますね。。。

簡単に言うと、料理に関しては、


・段取りがイメージできない


・食器の騒音が苦手


・やる気がでない


があり、そもそもあまり料理をしてなかったんだけど、さらに受傷のおかげで輪をかけてしなくなったということ。
 

実際のところ、確かに料理の準備から片付けまでやると、今でも障害を実感します。

とはいえ、それと付き合っていくのが我が人生。


ということで、妻に言われてもなかなかやらない料理を、子供と一緒に作るという名目で、自発性
3000%にしてカレーを作りに挑戦しました。

僕も酔った勢いで、「週末、子供と一緒にカレー作ってブログ載せるから!」なんて知人に豪語してしまったので、
もう逃げられません。


第三者への宣誓は、高次脳機能障害の自発性もあげるのです(笑)。



ということで、クックパッドのホームページを見ながら、シーフードカレー作りました。



「魅惑のシーフードカレー」

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買い物行って、

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食材買って(白ワインはちょっとしか使わないけど、ボトルで購入。
こういうところは、決して外さないのが高次脳の不思議なところ)

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子どもと作って

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出来上がり。

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あれれ、大きいエビとかイカリングとか見当たらないけど。

途中で何カレー作ってるかわからなくなって、違うページのレシピ見てたのを、妻に指摘されました。。。


あの時突っ込まれてなかったら、さらに何カレーになってたかも怪しい。

あぶないあぶない。

ということで、ちょっとイメージと違いましたが、とりあえずココナッツミルクと牛乳は入れたので、何となくトロピカルな魅惑のカレーができました。


おいしかったですよ。


作った本人的には。


 

知人は就職活動が実り、これからパン屋さんで働き始めるとのこと。
嬉しい限りだね。
同士の社会に戻っていく姿を見るのは、こちらも元気を頂きます。


みんな応援しているから、思いっきり飛び込んできて。


 

こんな感じで、僕のカレー作りは終了。


ブログ書くよりもカレー作るほうが、僕にとってははるかに難しいことが解りました。


これからも、できる範囲で料理作りをしたいかと。
できる範囲でね。


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47人の夢~未来の医療の担い手のコミットメント~ [大学講義]

2013年6月10日。

昨年に引き続き、とある医療系名門大学の作業療法学専攻の大学3年生に、社会復帰の経験について90分間講義してきました。
頭60分間は講義、残り30分間はディスカッション&個人発表。

講義は、

受傷の経緯。
社会復帰して起こったこと。
課題の本質をどう捉えたか。
解決のためにどう策をとったか。
障害受容をどう実践したか。
障害と共生していく、新しい自分創りについて。
未来の医療の担い手にのぞむこと。

についてお話しさせていただきました。

教科書に載っていない、当事者のこの障害と向き合うリアルな姿を、できる限りお話しさせていただいた次第です。
プラスになったかな。

そして昨年同様、最後にこれから向き合うであろう脳障害の医療において「自分はどうありたいか?」というのを、大学3年生である今の自分の考えででボードに書いてもらい個人発表。
以下、学生の想いを掲載いたします。(順不同。許諾済み。フルネームの方は名前だけにいたしました)

このボードは、5年後や10年後に自分で振り返ってくれてもいいし、みなさん同窓会の時などに見て楽しんでくれてもいいし、何よりも当事者や支援者からすると未来の医療の担い手たちの意気込みや志を聞くのは嬉しい限りです。

昨年に引き続き、医療スタッフと共創してここまで取り戻したことに感謝しつつ、100%病気や障害を治せるものではないが「障害は残ったけど、やれることはやったよね」と、お互い言い切れる医療が大切であることを最後のメッセージとしてお話ししてきました。

学生の皆さん、ありがとうございます。
僕も勇気をもらいました。

以下、47人の夢。
※お休みされていた学生さんも追加し、47人としました(2013年6月18日修正)。

Be ambitious!!
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自助と互助と共助と公助。~リアルコウジ村&コロポックル交流会に参加してきました~ [高次脳_ふと感じたこと]

6/8日(土)@東京都大田区 東京工科大学。
リアルコウジ村&コロポックル交流会に参加してきました。
総勢30名弱ぐらい。

基本は家族会なんですが、妻と一緒に私も参加。
受傷者本人は、僕とIさん(未来の会)のみ。

まず驚いたのは、会場の東京工科大学のキャンパス。
都心近郊駅前に、こんなキャンパスがあるとは思いませんでした。
大学の先生方も、とても親切で感謝ですね。

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そしてコロポックルさんと、コウジ村の皆さんのお話し。

パートナーや支援者の切実な声を聞くことができました。
コロポックルさんの会報も読ませていただいたのですが、支援者の切実な現状と、対応のための知恵と工夫が盛り込まれているのがわかりました。

特に「障害が軽い」≠「生活しやすい」「生きやすい」の記事は、自分のことなんじゃないかくらい、あてはまる内容と納得できる分析が書かれていました。
コロポックルさん、歴史がある分しっかりとした活動をされているんですね。


こんなことを質問されました。
「近親者から、○○してと言われるのがダメでしょう?」

あたり。
これたぶん全国共通。

「その時はどういう気持ちなの?」

僕「指示されないと遂行できないのに、不思議なことに、指示されると嫌悪感を抱くんです。それがわかる自分にも腹立たしくて、相当複雑な気持ちです。」

自分で気づいたんですが、難しいね。
この心理。
でも、そういうところで引っかかっていることを、見事に見抜かれてちょっと嬉しかったりもします。


話がとまらず時間も過ぎた中、終了。
皆さんはそのあと会食に行かれましたが、僕と妻は子供も親戚に預けてきたこともあり帰宅。


参加して思ったのですが、他のパートナーの方も、「よく解ってるなこの人」と共感できることが多かったりします。
ちなみに、今日、講義をしてきた大学の先生から教わったんですが、パートナーも「当事者」なんですね。
本人も辛いが、家族も辛い。
そして、「当事者」なんです。


ところで、自助、互助、共助、公助ってご存知ですか。

自助:他人の力によらず、当事者の力だけで課題を解決すること。
互助:当事者の周囲にいる近い人が、お互い自発的に手をさしのべること。
共助:地域や市民レベルでの支え合い。NPOや協同組合など事業やボランティア活動のこと。
公助:行政による支援。公的なサービスにより、個人では解決できない生活問題に対処すること。


高次脳機能障害において、どの「助」もまだ未整備なのかと。
そして、他の疾患や障害に比して、周りの人たちと助け合う「互助」「共助」の必要性が高いと、感じています。

なぜなら、本人は、自分の障害を認識すること自体が難しい障害だから。
そして、認識できたからと言って、対処する機能も十分に残っているわけではありません。
当事者だけで、対応できる障害ではないのです。

だからと言って、全てを頼るわけにもいかず、自分たちで取り戻せることは取り戻そうとする自助会の動きも出てきています。


今回参加して、このスキームが大切であることを感じました。

高次脳機能障害、まだ歴史も浅く未制定の部分も多々あります。
これから自分たちで創っていかなくてはいけないんだろうね。
次の当事者のためにも。これからの社会のためにも。

自助・互助・共助・公助の大切さを、改めて認識させていただいた一日でした。

※コロポックルさんから頂いた、当事者作の「スパイスクッキー」。袋もかわいいし、とてもおいしかったですよ。
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いきがいクリエーションvol.3 ~夢の力を生きる力に~ [高次脳_ふと感じたこと]

※個人の主観と受傷程度によって違うのでご了承を。

先日、とても感銘を受けたドキュメンタリー番組がありました。


 

TBSテレビ未来遺産 “いのちの輝きSP” ヒューマンサイエンス 何が奇跡を呼んだのか 生きる力…真実の記録(5/22

自らの可能性にかけ結婚・出産に挑んだ「記憶障害の花嫁」

~高校生の時、交通事故で左半身麻痺になってしまったつかささん。同時に「高次脳機能障害」で昨日起こったことすらまともには覚えていられない記憶障害を負ってしまいました。 つらいリハビリに耐え生きる目標となったのは、「保健室の先生になりたい」「お嫁さんになりたい」という夢。大学進学、一人暮らし、就職そして結婚…夢をあきらめずひたむきに生きた、つかささんの「生きる力」を追います~
TBSホームページより)

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たまたま見たのですが、同じ高次脳機能障害を得ながらも、たくましく前向きに歩んでいるつかささんの姿に感銘を受けました。

夢を追い求め、実際に、大学に進学・就職・結婚・出産。

そして、つかささんは出産後、肝機能不全になり10日後に永眠。

我が子を抱えながら。



あまりにも壮絶なドキュメンタリーでした。
というか涙が止まりません。


番組中、テロップにこんな言葉が。



「夢の力を生きる力に」。



病気や障害を受けるということは、人生の中でとても大きな出来事であり、問答無用で生き方の変更を求められたりします。
理不尽だし、納得いかない事も多いでしょう。
でも、私も必ず講演の際に話しますが、”障害をなかった事”にはできません。

辛いけど自分の障害を受け入れ、そしてできる範囲で0.1歩でも前向きに歩んでいくほうが、自分にとっても、家族や周囲にとっても、お互い前向きな気持ちになれると感じます。

つかささんのその姿に、改めて前向きに歩んでいく勇気をもらった気がします。


障害で手放さなきゃいけないものもあるけど、持ち続けていたい夢や、追い続けていきたい希望もあるよね。
そしてそれが、前に歩んでいこう、新しいことに挑戦しよう、社会に戻ろう、人生もう一回楽しもう、という気持ちにつながればいいんだよね。

きっと同じ気持ちなんだろうなと、勝手に想像してしまいました。


この言葉が心に残ります。

「外はバリアフリーはなくていい。だって(助けてくれる人がいないと)人の温かさを感じられなくなっちゃうでしょう(微笑)」


この話は、2014年公開予定の映画「抱きしめたい(主演:北川景子、錦戸亮)」で再現されるとのことです。

想いや志は、後世に引き継がれるよ。
いや、ワレワレが引き継がなくてはいけない、そんな気持ちにさせてくれた、つかささんの夢の力でした。


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