帰省をしてきました~受傷から6年が経ちました~ [高次脳_ふと感じたこと]
先週、お盆休みを使って実家に帰省をしてきました。
毎年、正月と盆は顔を出すようにしてるのですが、この時期の帰省は心がざわつきます。
なぜなら、僕は6年前のお盆帰省時に、実家で倒れたから。。。
でも不思議と6年という歳月がそのざわつきも軽減してくれて、疲れはしたものの楽しませてもらいました。
釣りをしたり(40cmのボラ釣りました)。
ぶどう狩りに行ったり。
花火をしたり。
そして今日8月19日は、4日間の意識不明から蘇った、僕の2度目の誕生日だったりします。
眼が開いたかと思うと、すぐに眠りについて。
また眼が開いたかと思うと、また眠りについて。
家族の話によると、ドラマのようにハッと目覚めたわけではなく、徐々に目覚めたとのこと。
そして片言で話し始める。
「ここはだれ、私はどこ?」
そんなことを言ったかは定かではないですが、状況的にはそんな感じだったらしい。
その後、意識回復時の錯乱を起こしてしまい、鼻とか点滴とか尿管とか色々な管を自分で抜いて、ICUから脱走。それを見た主治医が一言。
「とりあえず身体(運動器)には障害が残らなさそうだね」と。。。
あれから丸6年。
帰省の際に、久しぶりに救急搬送された病院を訪れました。
リハ室。
毎日、車椅子で行ってたんだよ。
泣けるなー。
不思議とここは、生まれ故郷みたいな感じがしてなりません。
退院する時は「2度とお世話になるもんか(笑)」なんて豪語していたのですが。
リハの先生にも会って、元気な姿を見せてきました。
当時、妻のお腹の中にいた5歳の娘も一緒に。
6年前、すべてはこのリハ室から、自分を取り戻すことをしてきました。
「初心忘るべからず」
帰省とはそもそも、そういう意味合いなのかもしれませんね。
そんなことを改めて感じた、受傷後6年の帰郷ではない帰省となりました。