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ビールのパズルは酷だった [高次脳_復職前リハ]

僕は倒れる前ビールが大好きでした。
基本的にお酒全般に好きだったけど、最初にビールを飲んで、その後、料理や雰囲気や気分でワインや日本酒に入っていくのが基本的な流れでした。
しかし発症後、当然ながら入院当時の主治医から「お酒厳禁。数年間は飲まないほうがいいし、これを機にもうやめちゃえば」と言われ、その後2年近く断酒。

最近はお酒もそこそこ復帰してきてしまったが、休職中に会社の方から「頭の機能もお酒の機能も取り戻せるといいね」的な絶品といえるお見舞いの品をいただきました。
それがこれ。
pazulu.jpg
ビールの立体パズル。
いやーこれは酷だった。
当然、高次脳機能障害で完成できないし、心筋梗塞で大好きなビールも飲めない。
延々と時間かけてやっていたみたいなんだけど、それでも訳がわからなくて完成できない。
意地でも飲んだ気分になってやろうと思って取り組んでいたんだけどダメでした。

自分の頭があれあれ?っと感じさせてくれた、お見舞いの一品でしたね。
これに限らず「パズル」自体、頭のリハビリにはとても良いと思いますが、この場合立体的であり結構頭を使うのでリハビリには結構良いと思います。。
最後は説明書の回答をみて完成させたんだけど、今ではその説明書もどこかに消えてしまい、未完成のまま。
いつかまた完成させて写真をUPします。
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自分で自分の障害に気付こう~読書リハ~ [高次脳_復職前リハ]

入院中や休職中にかなり悩まされたのが「読む」こと。
特に入院中は皆さんから好意で沢山漫画や小説を頂いたのですが、読めませんでした。だって登場人物の名前やプロフィールが覚えられないから、話が次に進めません。また強引に次に進むと、さっきのページのストーリーが頭に残っていないので、また見返すという堂々巡りになってしまい、気付くとそのまま寝てしまうという自体に。今でもその症状は少なからず残っており、特に絵のない小説とかはきついです。
病前は東野圭吾とか重松清とか大好きで、全部持っていたんですが、残念ながら読書は厳しいものとなってしまいました。でもここであきらめると一生読めなくなると思い、病前大好きだった小説を全て読み直し。過去に読んだことがある小説は、もともと記憶が残っているので、最初の数十ページ読めばそのあとは割とスムーズに読めるようになりました。
問題は新しい本。これは我ながらグッドアイデアと思っているのですが、しおりや表紙をめくったところに簡単な登場人物の名前とプロフィールを書くことで割とスムーズに読めるようになりました。
shousetu.jpg
ポイントはすぐに確認できるところに書いておくこと。
一回では覚えられないため何度も何度も見るのですが、その時に見やすいところにないと途中で挫折してしまうため、いかにストレスをかけずにプロフィールを確認できるかがポイントとなります。小説は「付箋」をしおり代わりに使用。こういうところでもちょっとした工夫で、脳にストレスを与えずにスムーズに情報をインプットしやすくなるんですね。脳障害のバリアフリー化、こんなところでも効果を発揮します。
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自分で自分の障害に気付こう~料理リハ~ [高次脳_復職前リハ]

復職前後にかかわらず、いつもスムーズには事が運ばずてこずったのが料理。
あまり料理するのは好きではなかったんだけど、唯一庭でバーベキューやったりダッヂオーブンやったり燻製をするのが趣味だったこともあり、病後再挑戦。
ダッヂオーブン.jpg
事前に必要なものと個数をメモに書いてスーパーに一人で買いものに行くんだけど、当然ながらうまくいかない。何がうまくいかないかというと、玉ねぎ1個、セロリ2本、にんにく5片とかメモしても、スーパーでセロリが3本1パックとかで売っていると頭が混乱してフリーズしてしまう。その場で妻に電話すると「そんなの3本買ってきちゃって1本はマヨネーズでもつけて食べればいいじゃん」とか言われるんだけど、その「想定外の事象に対する汎用力や適当さ」がどうも欠落しているらしく、遂行機能障害の一因になっていると感じている。これが過去の記憶喪失から起因しているのか、現状のワーキングメモリー欠落を主とした脳障害に起因しているものかは今でも自分の中で判断しきれないが、両方関与しているのは間違いないと思っている。
いずれにしても「以前は大好きで自らやっていたこと」が思うようにできないときは精神的に辛いけど、一方でスムーズに障害を自認して受け入れられた感じがします。とにかく自発性が落ちる高次脳機能障害。好きなことからはじめて、少しずつ自分の障害を確認・受容しながら新しい自分造りを進めていくのが良いと思います。
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自分で自分の障害に気付こう~¥100ショップリハ~ [高次脳_復職前リハ]

復職前にリハビリの意味も含め良く通っていたのが100円ショップ。もともといろいろな日用品を買うのが好きで病前から良く通っていたのですが、遂行機能障害のトレーニングのために、事前に必要なものと個数を考えて買ってくるということを良くやりました。
100en shop.jpg
100円ショップの良いところは、買い間違えても大きなダメージにならない事。最初のころは妻に「これ一体何に使うの?」と問われるような自分でも何で買ってきたかわからないものを買ってきたり、数を間違えたり、逆に買い忘れたりと、結構なリハビリになりました。かたや当事者にとって「自分で考えて物を買ってきた」というのは大きな「達成感」や「自信」にもつながります。信じられないかもしれないですが、初期のころは正直お金の払い方にも戸惑ってました。どのお金を出せばいいのかよくわからず、200円の物を買うのに5千円札出したりと結構無謀なことをしてたみたいです。以前「初めてのお買い物」という番組があったと思いますが、受傷後買い物を始めた時はあんな感じだったと思います。100円ショップ、今でも僕は大好きです。
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