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運動会1 [日常のこと]

週末は、小学生の長男・長女の運動会。
天気にも恵まれ、日中は暑いくらいでした。
思い返すと受傷後5回目の運動会。
子供の運動会といえども、僕にとってはとても緊張します。
事前準備に戸惑ったり、当日のスケジュールや走順、写真撮りのポジションでこんがらがったり。
特に運動会のスケジュールは二人分把握しなくてはならなく、正直覚えられないので、常に手元にマーカー引いたスケジュールを握りしめ数分おきに見ている感じです。
それでも以前に比べたら、だいぶ事前の準備や当日の手順などは慣れてきましたね。
こんなところでも、体験記憶やメタ認知・学習記憶が習得されているんでしょう。
そんな状況であたふたしながらも、頑張って写真とって父親の威厳は確保。
容量のこともあり高画質でアップできないですが、今年から一眼レフを投入したので成果をアップします。
始めたばかりなのでまだまだですが。
大玉ころがし。
ootamakorogashi.jpg
長男のリレー。
80m.jpg 
長女のダンス。
dance.jpg
高学年の組体操。
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タイトルで「1」としたのは、来週も運動会なのです。
来週は次女の運動会。
パパは来週も頑張る予定です。

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ワレワレハショウガイシャデアル、前に人です。 [高次脳_ふと感じたこと]

昨日は読売新聞に、フェイスブックに認知症患者さんの書き込みをされた医療従事者のニュースが入ってきました。
アルツハイマー病と高次脳機能障害とでは、病態もメディケーションも全く異なるものですが、でも自尊心を保ちながら付き合っていく部分は共通であると感じます。
脳障害や脳疾患の患者は、自尊心との闘いをしているのです。
そんな状況を、是非理解していただきたいですね。
単純に患者情報の書き込み厳禁とかの対応でなく、真に患者のことを理解していればそんな発言自体出てこないと思います。
そんなことをつぶやきながら自宅に帰ると、いつも読んでいる朝日新聞の夕刊一面に、ぐさっと入ってくるタイトルがありました。
asahi.jpg
患者ではなく人です
「そして私たちの記憶に残るのは何を言ったかではなく、言い方です。感情は分かります・・・。」
最後の一文は必見です。
僕も、この障害と一生向き合う力が欲しいのです。
そして、その向き合う力を奪わないようにしてくれることを周囲に望んでいるのが、僕の本心だと感じます。

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七五三の写真撮ってきました! [日常のこと]

日曜日、3歳の次女の七五三の写真撮ってきました。
次女は、僕が病に倒れた時は妻のお腹の中にいたのですが、無事に七五三をむかえることとなりました。

スタジオア◯スで撮ってきましたよ。
3回お色直しして20カットぐらい撮ってもらいました。
そこから好きな枚数選んで台紙や額に入れてもらうんだけど、どれも自分の子供はかわいいし、実家に送る分も入れると、結構いいお値段するんだよね。
まあそこで稼ぐのが商売なんでしょうが。
写真撮影はNGなんだけど動画はOKなので、ビデオの画面をキャプチャしました。

aaa.jpg

三回衣装替えして本人もご満悦。最後は兄弟三人で撮影。お兄ちゃんは野球のユニホーム、お姉ちゃんはお店で選んだドレスを。

 666.jpg

実は当時、すでに妊娠していたことは倒れる2ヶ月くらい前に知っていたんですが、次女がお腹にいる記憶が飛んでしまいました。
だから受傷後ちょっと経って「3人目がお腹にいること覚えている?」と聞かれ、「えっ」と答えてしまった自分の言動を覚えています。

当時の僕は、数分前のことを覚えてなかったり何度も同じこと言ったり。
そのころ覚えている事は、相当インパクトが大きかったことしか覚えていないので、相当衝撃的だったんでしょう。

そして受傷半年後に産まれたのですが、立ち会ったときに産婦人科の先生が僕の姿を見て、
先生「奥さんから伺っていましたが、よ、よ、よく生還されましたね。どうしたらそこまで回復・・・」
僕「それより、男なんですか女なんですかどっちですか?」
というやりとりしたことも覚えています。

あれから3.5年、こうやって子供の成長を見ていると、月日の速さを感じます。

今日久しぶりにジル・ボルト・テイラー氏をNHKでみました。
3月の記事にも書きましたが、彼女も37歳の時に脳卒中を受傷しそこから8年かけて復帰してます。
そのパワフルなプレゼンテーションにも活力をもらいました。

こうやっていろんなところから活力もらって、人って生きていくんだなと記事書きながらふと感じた一日でした。


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僕の鬼十則 [高次脳_ふと感じたこと]

※あくまでも僕個人の主観です。

言うは易く行うは難し。
でも自分を鼓舞するためにあえて無理に意識している、僕の高次脳機能障害の鬼十則。


一.あせるな

二.なげるな

三.悔むな

四.比べるな

五.時間をかけろ

六.積み重ねろ

七.できるところ見ろ

八.相手の立場にたて

九.不器用でいい

十.新しいことをおそれるな


無理があるけど、意識はしています。
意識を持っているだけでも、心の中にもう一人の自分がいて自分を制御してくれている感じがします。

この感覚、なんとなく伝わるかな。


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秋祭り [日常のこと]

近所の神社で秋祭りがあったので、長男と行ってきました。

金魚すくい
kingyo.jpg
一匹もすくえず、おばさんが2匹プレゼント。
ポイが過去最高に弱かった。
こんなとこまでエコ思考か。

缶あて
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当たったんだけど、おじさんに今のは台だといわれ、結局やり直して2等。
おじさんよそ見していたんですけど。
うちの長男は野球やってんだぞ。


紐くじ
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パパはこの紐よりも、お店のお姉さんのほうが気になったよ。
結局、プラスチックの剣を引いたのみ。
手前のDSは本当に紐つながってんのかな?
永遠の疑問。


明日も時間があれば行く予定です。
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新しい自分のポジションを創る~ネガ3兄弟を断つ~ [高次脳_ふと感じたこと]

※受傷程度や環境等により異なるので、あくまでも僕個人の主観・経験談であることをご了承ください。

僕の社会復帰の話。
半年休職した後、自身の「早く仕事に戻りたい」という強い焦りから、訳も解らず混乱したまま、それでも半ば強引に社会に戻っていきました。
最初のころはかなり配慮を頂いていたのですが、見た目普通のところもあり徐々に普通の対応に。
復職して最初の半年くらいは猶予勤務だから良かったものの、その後「いざ」という時に、周囲の期待と自分の実パフォーマンスのギャップが顕在化しはじめ、「自分にいったい何が起きたんだ?」と混迷しました。
その時は、

・楽していると勘違いされる屈辱感

・やる気を出すと障害が出る雪辱感

・指をくわえて見ている孤立感

この「ネガティブ3兄弟」がきつかったですね。。。
ときには3兄弟が協力して増強する時もあります。

今現在は、だいぶかわすことができるようになりました。
なぜかわすことができるようになったのか?

年数がたって障害への認識や代替手段の習得向上もありますが、最も大きかったのは就業上のポジション(業務担当)を変えてもらったことです。

自身、受傷後3社目なのですが、病前と同じ業種の会社で働いています。
でも、現在の会社では第一線のポジションは外してもらいました。

実際には記憶・脳機能の一部なくなったといえども、過去経験のある業務や一部の業務については比較的取り戻しやすい部分もありました。
そんな状況を鑑みて、会社が、

「実戦部門」
  ⇒
「社員支援」
「教育研修部門」
「会社武器構築」

にポジションを変更。
これにより、仕事のペースが、

「お客さんペース」
 ⇒
「自社&自分脳ペース」

に変わり、苦手なマルチタスク業務も外してもらったため、負荷が減りました。
今の業務が会社の役に立っているか一抹の不安はありますが、でも毎月一回まとめたものを社内で発表する時間も頂いて、それなりに自分のポジションが見えてきました。。。


今でも毎日、若手や同僚たちの第一線の姿を見てると、正直、羨ましさ・悔しさもあります。

かといって異なる業界の仕事を選択するのも、自分の状況ではたぶん得策ではなかったと感じます。
病前培ってきたものを活かせる環境で、業務役割(ポジション)をシフトするのが、4年という歳月&復転職の経験で得策であったと、最近になって自分自身理解してきました。

受傷を自認・受容するのも難しいうえ、自尊心の壁もあってなかなかスムーズにはいかないのですが、新しいポジションや自分の立ち位置との付き合い方が見えてきて、はじめて「障害と付き合っていくってこういうことなんだろうな」と感じるようになりました。
そして組織の一員として関与していることが実感できると、「ネガティブ3兄弟」はだいぶ出てこなくなりました。
最近ではサポート部隊でも、今までやってきた業務に間接的にでも関われることにありがたさも感じています。
いろいろ長い道のりでしたが、時間をかけて新しいポジションで働くことに、自分自身でコミットメントしていったと感じています。

これが良かったのかどうか、もっと短い道のりもあったんじゃないか、と思う時もありますが、自分なりにやりきってきた感があるので、これで良かったんだと思います。
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選手宣誓! [高次脳_役立つ考え方]

※受傷程度や環境等により異なるので、あくまでも僕個人の主観・経験談であることをご了承ください。

オリンピックが終わり、パラリンピックも終盤に。
自転車の男子個人1000メートルの石井選手は、メダルこそ届きませんでしたが6位入賞とすばらしいですね。
世界で6位ですよ。

今月末から来月にかけて、我が家の3人の子供たちの運動会もはじまります。
小学3年生の長女は、オドリーダーに任命されました。
何それ?と聞くと、踊りのリーダーのこと。
どんな踊りを見せてくれる事やら。
今年は一眼レフも導入したので、3.7コマ/秒のサクサクとれる感触も十分味わってみたいと思います。

ところで運動会というと、「選手宣誓!」が必ずあります。
全生徒とその家族がいる前で、「スポーツマンシップにのっとり正々堂々と闘う事を誓います!」と6年生が開会式の時にやりますね。

あれです。

実は、自分がこの高次脳機能障害の就労復帰過程において大切だなと感じることのひとつに、この「宣誓」があげられます。
先日の大学での講義も、「宣誓(コミットメント)」をテーマにしました。

高次脳機能障害は、自分の状況を認識・把握するところに時間がかかるうえ、その状況を自分で受け入れるところが一つポイントになると感じています。
そしてなんとなく把握し始めたタイミングで、「僕はこの障害と真剣に向き合って新しい自分を創っていくんだ」と、
心の中で「宣誓」したと勝手に思っています。

ほんと勝手な人間ですね。。。

それはある日突然というわけではないのですが、受傷後2.5年ぐらいたったころから、ふとしたきっかけの積み重ねで生まれてきました。

そのきっかけの積み重ねとは、「自分の事を自分で振り返り自分で説明すること」でした。

一番初めは家族会での講演だったですね。
当時のジョブコーチに薦められ、超緊張の中、実行。
わずか数名でしたが、なんか緊張マックスで語ったのを覚えています。

その後、月刊臨床作業療法への執筆だったり、twitterはじめたり、病院での講演だったり、このブログだったり、大学での講演だったり。
月刊作業療法の時なんか、確か800字くらいの文章なのに、何日間も「うーん」と唸りながらとても自分を振り返りながら書いたのを覚えています。
とにかくまとまらなくて字数も2000字を越えてしまい、編集者の人からも「いろいろと試行錯誤されているようですね」と指摘を頂きました。

でも、そういう振り返りの機会をひとつひとつ積み重ね、丁寧に残りの記憶と機能をつなぎあわせ、今の自分を取り戻してきた感が大いにあります。
そして、自分の事を他人に説明できるように自分を振り返ると、その都度、自分がワンステップ向上していくのを感じました。

ある程度の機能回復がされた方で、でもなかなか新しい自分創りに踏み込めない方も多いと思います。

どこかで心の中で宣言をしてみませんか?

障害を得ながらも、でも「○○したい」という自分の想いみたいなものが芽生えるといいですね。
僕の宣誓は、このブログの「はじめまして」に、この春書きました。

大げさかもしれませんが、でもどこかでこの障害と共存しながら、新しい自分の生き方を模索するきっかけと勇気が欲しいのです。

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