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10000倍の情報加速社会と高次脳機能障害 [高次脳_ふと感じたこと]

先日、恩師と久しぶりに会食した際に、自分の障害と就労状況について話をしていたところ「浅井慎平さん」の話を教えていただきました。
講演に参加したとのことで、そのなかで「10000倍の情報加速社会」という内容の話を聴いたとのこと。

どういうことかというと、昔(昔がいつかは聴きそびれました)に比べて現代社会は、IT革命により日常生活で10000倍も情報の流れる量が増加し、当然ながら人間の脳にかかるストレスも増え、さまざまな病気を発症したり弊害をうけているとの話でした。

そう考えると、高次脳機能障害は救急医療の発達と情報社会の加速化で顕在化してきた、現代病ならぬ現代障害なのかなと思ったりします。
逆に受傷程度にもよりますが、比較的軽度の方の場合は、情報流動が穏やかな環境にシフトすればあまり障害のことを感じないようになるとも思います。

が、実際問題、それができれば苦労しないです。
現実的に、普通の方でも40過ぎての転職は厳しい状況。
なおかつ障害を有しているとなると、さらにハードルが高い状況。
しかも新しいことを習得するのが苦手な高次脳機障害者にとって、今までとは異なる職業に就くことはさらに辛かったりします。

情報の加速は、高次脳機能障害者にはきつい環境です。
でも世の中の方向は、さらなる情報加速社会に向かっている気がします。

こういう現状にも焦点を当てて、国は社会保障の対策をうってもらえるとうれしいですね。
参加型社会保障の実現を求めます。

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