新しい事を覚える。~4周年記事~ [高次脳_ふと感じたこと]
※受傷程度や環境等により個人差が大きいので、あくまでも僕個人の主観であることをご了承ください。
「新しい事を覚える」という、あたりまえの事に、現在でも困難を感じてます。
もちろん全く覚えられない訳ではないのですが、就業上においてはかなり困難を感じます。
新しいプロジェクトの話から、新しく出会った方のお名前まで。
情報をインプットするところ全般で困難を感じるのですが、4年経ってある一定のルールがそこに存在することも体感してきました。
例えば、人の名前。
初めてお会いする方
特徴がない方
一般的な名前の方
自分との関わりが薄い方
印象度が薄い方
興味がない方(失礼かもですが顕著です)
名前のみの方(お会いしていない方)
は共通して名前が覚えづらいです。
同じオフィスで毎日顔を合わす方でも2週間くらい名前が覚えられなくて、座席表を手元のメモに常にこっそり書きとどめていました。
仕事上のお客さんの名前なんか、もっと覚えられないですね。
一方でインプレッションが強い方や、イメージしやすい方は比較的覚えやすいです。
インプットが弱いので、結果的に中長期記憶の形成が弱くなっていると感じてます。
例えば、この記事。
一度にすらすらっと文章が組み立てられません。
冒頭に書いた記事の流れを覚えることに難があるため、大きな画面で何回も冒頭に書いたことを同時に見返しながら文章を組み立てています。
前の話の流れを、何回も何回も読み返しながら、すこしずつ頭にインプットさせて書いているような感覚ですね。
逆に小さな画面でスクロールを要するようなデバイスでは、ブログの記事を書くのは困難です。
そのため、通勤中に手軽に携帯で記事を書いたりするなんてことは、僕にはできなかったりします。
同様に長文メールも、とても苦手になりました。
話がまとまらないという症状も、結構体感済みです。
ここは、短期記憶の欠落に関係していると思います。
では全く覚えられないか?
というとそうではありません。
例えば、病後に新しく始めたこと。
iPhone
自転車
twitter
カメラ
カードゲーム
子供が絡むこと全般
このブログ 等々。
時間はかかりながらも、新しく覚えたことも沢山あります。
4年経って、「新しいことを覚える」ことには、一定のルールがあると感じてます。
興味がある
もともと好きである
元の記憶と連動・想起しやすい
五感(特に視覚)と一緒に入ると、覚えやすくなる
等々の傾向が顕著にあります。
このこともあり、僕自身「新しいことを覚える」ことで、現在、意識していることがあります。
・アクティブインタレストへの態度変容
・代替手段の活用
・残存機能の活用(5感体感型記憶の形成)
の3つです。
アクティブインタレストは、それだけではだめです。
強制的に押し付けても(押し付けられても)、本人は拒否感を感じると全く覚えないと思います。
なぜなら、覚えようとすると、障害を有した自分に気付くから。
むしろ重要なのは、メモを張っておくことではなく、「自分でメモを作ることが必要なんだ」という
自分の意識創りだと感じます。
急にそれができるようになるわけではないですし自尊心の壁もあるのですが、4年という歳月をかけて最も自分が達成した事は、
ここに尽きるのかなと思います。
その意識創りができれば、あとは、代替手段の習得と残存機能の活用です。
メモ多用、デブリーフなど、代替・補完手段や思考を使って記録を行い、
視覚や音等など5感を使って強い記憶形成を促し、
そして普通の人が当たり前にやっている、「新しいことを覚える」ということを担保しています。
なかなか想像できないと思いますが、グループリハで就労を頑張っている方など、みなさん色々な工夫や知恵を持ちながら継続就労や復職・再就職を目指しています。
僕もその一人だと思います。
こんなことしながら就労・日常生活をこなしていることを、もっと周囲の方々にも理解してもらいたいのが本音です。
みなさん頑張ってるんですよ。むしろ頑張っていない人なんか、いないんじゃないかと思います。
4年目の雑感。
知恵と工夫の4年間。
「新しい事を覚える」という、あたりまえの事に、現在でも困難を感じてます。
もちろん全く覚えられない訳ではないのですが、就業上においてはかなり困難を感じます。
新しいプロジェクトの話から、新しく出会った方のお名前まで。
情報をインプットするところ全般で困難を感じるのですが、4年経ってある一定のルールがそこに存在することも体感してきました。
例えば、人の名前。
初めてお会いする方
特徴がない方
一般的な名前の方
自分との関わりが薄い方
印象度が薄い方
興味がない方(失礼かもですが顕著です)
名前のみの方(お会いしていない方)
は共通して名前が覚えづらいです。
同じオフィスで毎日顔を合わす方でも2週間くらい名前が覚えられなくて、座席表を手元のメモに常にこっそり書きとどめていました。
仕事上のお客さんの名前なんか、もっと覚えられないですね。
一方でインプレッションが強い方や、イメージしやすい方は比較的覚えやすいです。
インプットが弱いので、結果的に中長期記憶の形成が弱くなっていると感じてます。
例えば、この記事。
一度にすらすらっと文章が組み立てられません。
冒頭に書いた記事の流れを覚えることに難があるため、大きな画面で何回も冒頭に書いたことを同時に見返しながら文章を組み立てています。
前の話の流れを、何回も何回も読み返しながら、すこしずつ頭にインプットさせて書いているような感覚ですね。
逆に小さな画面でスクロールを要するようなデバイスでは、ブログの記事を書くのは困難です。
そのため、通勤中に手軽に携帯で記事を書いたりするなんてことは、僕にはできなかったりします。
同様に長文メールも、とても苦手になりました。
話がまとまらないという症状も、結構体感済みです。
ここは、短期記憶の欠落に関係していると思います。
では全く覚えられないか?
というとそうではありません。
例えば、病後に新しく始めたこと。
iPhone
自転車
カメラ
カードゲーム
子供が絡むこと全般
このブログ 等々。
時間はかかりながらも、新しく覚えたことも沢山あります。
4年経って、「新しいことを覚える」ことには、一定のルールがあると感じてます。
興味がある
もともと好きである
元の記憶と連動・想起しやすい
五感(特に視覚)と一緒に入ると、覚えやすくなる
等々の傾向が顕著にあります。
このこともあり、僕自身「新しいことを覚える」ことで、現在、意識していることがあります。
・アクティブインタレストへの態度変容
・代替手段の活用
・残存機能の活用(5感体感型記憶の形成)
の3つです。
アクティブインタレストは、それだけではだめです。
強制的に押し付けても(押し付けられても)、本人は拒否感を感じると全く覚えないと思います。
なぜなら、覚えようとすると、障害を有した自分に気付くから。
むしろ重要なのは、メモを張っておくことではなく、「自分でメモを作ることが必要なんだ」という
自分の意識創りだと感じます。
急にそれができるようになるわけではないですし自尊心の壁もあるのですが、4年という歳月をかけて最も自分が達成した事は、
ここに尽きるのかなと思います。
その意識創りができれば、あとは、代替手段の習得と残存機能の活用です。
メモ多用、デブリーフなど、代替・補完手段や思考を使って記録を行い、
視覚や音等など5感を使って強い記憶形成を促し、
そして普通の人が当たり前にやっている、「新しいことを覚える」ということを担保しています。
なかなか想像できないと思いますが、グループリハで就労を頑張っている方など、みなさん色々な工夫や知恵を持ちながら継続就労や復職・再就職を目指しています。
僕もその一人だと思います。
こんなことしながら就労・日常生活をこなしていることを、もっと周囲の方々にも理解してもらいたいのが本音です。
みなさん頑張ってるんですよ。むしろ頑張っていない人なんか、いないんじゃないかと思います。
4年目の雑感。
知恵と工夫の4年間。