つながりとしあわせ。 [高次脳_ふと感じたこと]
ゴールデンウィーク終わっちゃいましたね。。。
みなさんいかが過ごされましたか?
僕は、有給を使えば夢の11連休もありえたんですが、1日だけお休みをいただいて後はカレンダー通りでした。
特に旅行に行ったとか遠出をしたとかもなく、普通にまったりと。
時間があれば何かするだろうとも思っていましたが、予定が無いとごろごろしちゃいます。
これが障害特有の自発性低下なのか、普通のおじさまでもあり得ることなのか、区別はつきませんが。。。
そんな中、高次に関する機会があったので書きますね。
GW中、日々コウジ中の柴本さん(知ってますよね?)と親交のある方々とで集まる機会があったので、参加させていただきました。
基本は家族会なのですが、今回は当事者の方も参加。
我が家も夫婦で。
その中で、夫婦で参加されていたKさん(旦那さん当事者)は、私と同い年で子供も同じ小6野球少年。
受傷時期や発症原因は違うのですが、社会復帰で相当な苦戦を強いられているところはお互い共通。病前バリバリサラリーマンだったとこも。
初めて会うのに結構話しこんでしまって、気づいたらあっという間に5時間くらいたってました。お互い落ち着いたらバーベキューやりましょうね。
あと情報を色々お持ちでとても洞察力が高い当事者のNさん、的確な助言をいつもありがとうございます。
そしてグループリハで一緒だったEさんの奥さん。Eさん本人は療養中で来れませんでしたが、教えていただいた新宿の鶏ガラとんこつラーメン屋、いつか行きましょう。行っても奥さんには内緒にしておきますから。。。
今回、新たな発見がありました。
当事者のパートナーや家族も同席していると、以外に話がスムーズに進み、有意義に話せることが大いにわかりました。当事者だけだと、上手くコミュニケーションが取れないこともあるからね。おまけに翌日話した内容を、「昨日こういう話したよね」と振り返って、記憶のインプットミスや自身の認識ギャップの修正ができます。
皆さんとお話しできる機会を頂き、改めて御礼申し上げます。
そして数日後、同じ高次の当事者4人で飲んでいたりもしてます。
これはこれでお酒の力も借りてがっつりと。
たまには、お互い生存確認をしながら鼓舞しあわないと、僕ら生きていけません。
こういうのも、僕にとっては丸必です。
受傷後、もうちょっとで丸6年。
最近とても感じることがあります。
「つながり」がとても重要なのではないかと。
医療〜社会保障、当事者〜支援者・周囲のネットワーク、就業環境〜社会認識の改善などなどなど、高次脳機能障害を取り巻く環境には、未だ課題満載かつ複雑に絡み合っていて、当事者を苦しめています。
そんな中、お互いの知恵や工夫を共有したり、たまには鼓舞したり励まし合ったりと、当事者・支援者同士できることはまだまだ多く、「つながり」を厚くすることが重要なんだなと、改めて切に感じたゴールデンウィークでした。
ところでみなさん、中島みゆきさんの「糸」という歌を知っていますか?
ミスチルの桜井さんもカバーしているこの曲。
僕は受傷後にこの曲を知ったのですが、とても好きだったりします。
美しい日本語の歌詞ですね。
歌の最後に、「仕合せ」という言葉がでてきます。
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
とあるブログから、歌詞の真意を引用させていただきました。
“「仕合わせ」とは国語の辞書によりますと、「運命の巡り合わせ」という意味なのだそうです。そしていわゆる「幸せ」という言葉とは基本的に意味が異なりますが、みゆきさんはこの2つの言葉を上手に「繋い」でこの「糸」という曲をお書きになったのだと、その深い歌詞の意味を感じ取りました。みなさんは「仕合わせ」と呼べる「幸せ」に巡り逢ったことはございますか?・・・”
僕にとって、今の当事者・支援者・医療者との「つながり」は、縦の糸、横の糸のようなもの。
そして織りなす布は いつか誰かの傷をかばい、
「しあわせ」となるのでしょう。
気になる方は、ぜひ検索してみてくださいね。