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体感記憶呼び起こし作戦。 [高次脳_ふと感じたこと]

正月明けの3連休、
突如、家族で日帰りスキーに行くことになりました。

きっかけは、今週から始まる次女の幼稚園スキー合宿。
5
歳なのに、この連休明けから34日のスキー合宿です。

ちなみに親は同伴しません。

すごい幼稚園でしょ。



妻がふと、「合宿の前に一度連れて行ってあげたかったなぁ」と。

そういえば、僕も昔は良くスキーに行ってたなぁ。。。

 

この「妻の過去形残念感」+「そういえば昔よく行っていたな想起」が重なって、僕の自発スイッチが入りました。

 

行こう。


 

思い立ったが吉日。

とにかく、「行けば何かが湧いてくるだろう」という想いに駆られました。

 


ちなみに僕は記憶喪失もあるので、いざ準備を始めると「道具はあるのかな、いつ頃まで行っていたのかな、どこに行ってたんだろう、そもそも何揃えればいいんだ?ウエアは?中は何を着るんだっけ??ブーツは履けるか??板は履けるか??リフトは乗れるか??滑れるか???」と???だらけ。

 

そこは妻のサポートも借りながら、なんとか事前準備は完了。



そしてスキー場に到着。
001.jpg


10
数年前に買った板を置く。

ストックを持つ。

ビンディングにブーツを装着。

そしてリフトに。

 

なんでリフトごときにこんな緊張するんだよ。
でも乗れたよ。

002.jpg


今度は降りるよ。
ここでこけるとリフトが止まる。
さらに緊張しましたが無事に降りました。



そしていざ、受傷後初滑り。
003.jpg

最初はスーパーボーゲンから始めましたが、すぐにパラレルに。

 


「身体が覚えてる」



これが第一感想です。
そしてそのまま、我が子のことも忘れながら無我夢中で何本か滑りました。



「そうそう、この感覚」



風を切って斜面を下りる爽快感。

今まで眠っていた何かが呼び起こされる感覚が、脳をよぎります。

 

というか、湧いてくる。

 

この湧いてくる感覚は、
たぶん記憶をなくした人にしかわからないと思う。




こうして、無事に一つ記憶を呼び戻すことができました。


帰宅して片づけをしているときに、リフト券入れから、昔のリフト券の一部が出てきました。

15
年前くらいのリフト券。
98
年とか平成13年。。。

004.jpg
覚えてないなぁ。



いわっぱら???あらい?????

「こんなとこ行ってた・・これ何県??」というのが正直なところ。

普通の人でも10数年たてば覚えていないこともあると思いますが、自然忘却と区別がつかないのもこの障害の辛いところ。
そこはもうしょうがない。
なにせデジカメデータがあるのは2000年以降であり、当時の写真もない状況なので明確に思い出せません。

こうやってリフト券もあるので、間違いなく十数年前は年10本ぐらいスキー場に行っていたようです(妻証言)。

 

 

でも身体が覚えていました。




やっぱり身体を動かすのはいいね。
頭がすっきりします。

子供もまた行きたいと。

またも、思い立ったが吉日。
さっそく、信州スノーキッズクラブに会員登録してしまいました。

 

今回、思わぬタイミングで、体感記憶の呼び起こしから自発性の向上まで繋げることができました。

この記事を書きながら、ただいま「スキー後筋肉痛」の記憶も蘇ってきている状態。

 

受傷後の冬シーズンの新たな楽しみが一つ増えそうです。



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