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かばんのインナーポケットにこだわる [高次脳_就労支援ツール]

決められたところに決めたものを片づける。高次脳機能障害の復帰の基本だと今でも感じてます。
当然ながら僕もどこに何を片づけたのか覚えるのが難しく、当初は「あれ定期もってきたっけ?」「カギどこにしまたっけ?」と、ほとんど何処に何をしまったかを覚えていられませんでした。そして復職後はそれがとても気になるようになり、何回も何回も確認しているその行動に、自分自身がストレスを感じるようになりました。
ほんとに嫌気がさすくらい辛かったですね。
そんなときにふと東急ハンズに行って買ってきたのがこれ。
かばんインナーP.jpg
ちょっとわかりづらいかと思いますが、かばんの中に入れるインナーポケットです。ペンさし、定期入れ、携帯ポケット、小物入れ等々の各ポケットが付いていて、ビジネスバックの中に入れて使うものです。当時僕が使っていたビジネスバックは革のズタ袋みたいなやつで、ポケットも少なくごちゃごちゃに中身を入れていたのですが、これが復職後とてもストレスに感じるようになって、すぐに購入して妻に縫い付けてもらいました。こんなものがあるとは思っていなかったので、これを見つけた時はとてもうれしかったですね。

一番いいところは脳に余分なストレスを与えない事です。
どのポケットに何をしまうかという定義付けは、毎日の体感記憶で刷り込んでいくしかないのですが、刷り込んでしまえばあとはストレスを感じることはなくなりました。
高次脳機能障害に限ったことではないと思いますが、受傷部位になるべく負荷をかけない事は大切ですね。
残された機能を少しでも就労に活かすために、環境で対応できるものは対応して脳に余分なストレスを与えない事は、復職のベースにあると思ってます。
ただでさえ脳機能や自尊心を削がれた状態で、半分自分でもわけがわからない状態で職場に戻っていくなか、復職後に受けるストレスが徐々に増加してきます。
その中で、いかに残された機能を上手く活用するかがポイントとなると感じていて自然にこういう対応を取るようになりました。
その後、今ではポケットが元からたくさん付いているBRIEFINGのSL LINERを使っています。
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